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  • コラム

神戸の天然温泉から明石の昭和レトロ銭湯へ|六甲おとめ塚温泉と明月湯で味わう二つのお風呂時間

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お風呂に入りたいと思う理由は、その日によって少しずつ違います。
仕事や家事で疲れた体をゆっくり温めたい日もあれば、休日に少し足を延ばして、いつもとは違う空間で気分転換をしたい日もあります。温泉そのものをじっくり楽しみたい日もあれば、どこか懐かしい銭湯の雰囲気に包まれながら、ゆったりした時間を過ごしたい日もあるでしょう。
神戸市灘区にある六甲おとめ塚温泉は、神戸の町中にありながら、本格的な天然温泉を源泉かけ流しで楽しめる湯処です。毎分480リットル湧き出る豊富な源泉、美人の湯として親しまれる泉質、高濃度炭酸泉など、お湯そのものの魅力を楽しめます。
そして、少し趣を変えて訪れていただきたいのが、明石市にある「明石城下海街銭湯 明月湯」です。
明石城の城下町として発展してきた地域の一角に佇み、昭和レトロな空気を残しながら、手作りのデッキやミニ水風呂など、新しい楽しみも少しずつ加わっています。
今回は、天然温泉を楽しむ六甲おとめ塚温泉から、明石の昔ながらの銭湯文化を感じられる明月湯へ。雰囲気の異なる二つのお風呂の魅力をご紹介します。

神戸の町中で味わえる、六甲おとめ塚温泉の天然温泉

六甲おとめ塚温泉の大きな魅力は、なんといっても神戸市内で本格的な天然温泉を楽しめることです。
地下からは毎分480リットルもの天然温泉が湧き出しており、その豊富な湯量を活かして源泉かけ流しで利用しています。
源泉温度は40.6℃。およそ41℃という入浴に適した温度で湧き出すため、加温せずに源泉本来の温度に近い状態で楽しむことができます。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉で、弱アルカリ性。やわらかな湯ざわりが特徴で、入浴後に肌がなめらかに感じられることから、美人の湯としても親しまれています。
遠くの温泉地まで出かけなくても、日常の延長でこうした天然温泉に入れることは、六甲おとめ塚温泉ならではの魅力です。
仕事帰りに立ち寄ったり、休日にゆっくり過ごしたり、少し疲れを感じた日に体を温めたり。温泉を特別な旅行のときだけの楽しみにするのではなく、普段の暮らしの中に取り入れることができます。
また、六甲おとめ塚温泉では高濃度炭酸泉も楽しめます。源泉かけ流しの天然温泉とはまた違った心地よさがあり、その日の気分や体調に合わせてお風呂を楽しめるのも特徴です。

お風呂に入るだけではない、訪れる楽しみ

六甲おとめ塚温泉では、お湯そのものの魅力だけでなく、訪れた方に楽しんでいただけるさまざまな取り組みも行っています。
最近実施したのが、小物入りの氷柱を使ったイベントです。
大きな透明の氷の中に、さまざまな小物を閉じ込めた氷柱を用意し、見ているだけでも涼しさを感じられる夏らしい企画となりました。
実際に開催したところ、多くの方に興味を持っていただき、特にお子さまを中心に好評だったそうです。
温泉というと、大人がゆっくり過ごす場所というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、こうしたちょっとしたイベントがあることで、家族で楽しめる場所にもなります。

次は何をやっているのだろう。
今日は何か面白いことがあるかな。
そんな気持ちで足を運んでもらえることも、地域に根ざした温浴施設ならではの魅力です。

六甲おとめ塚温泉では、季節やタイミングに応じてこうしたイベントを定期的に企画しています。
天然温泉を楽しむことはもちろんですが、訪れるたびにちょっとした発見や楽しみがある。そんな場所でありたいと考えています。

少し趣を変えて、明石城下海街に佇む明月湯へ

六甲おとめ塚温泉で天然温泉の魅力を味わったら、次は少し趣の違うお風呂を楽しんでみてはいかがでしょうか。
向かう先は、明石市にある「明石城下海街銭湯 明月湯」です。
明石は、明石城を中心に城下町として発展してきた歴史を持つまちです。商人や職人が暮らし、町屋が並んでいた地域には、今もどこか昔の面影を感じる路地や町並みが残っています。
一方で、明石は海のまちでもあります。
城下町の歴史と、港町・海街としての雰囲気。その両方を持つ明石の住宅街に、明月湯は静かに佇んでいます。
六甲おとめ塚温泉が、源泉かけ流しの天然温泉を楽しむ場所だとすれば、明月湯は昔ながらの銭湯文化や地域の日常に触れられる場所です。
派手な温浴施設とは少し違い、そこにあるのは、昔から町の人々に親しまれてきた銭湯ならではの空気です。
地域の方が自然に集まり、湯船に浸かり、一日の疲れを流す。
お風呂上がりに少し会話を交わす。
そんな何気ない時間も、明月湯の魅力の一つです。

昭和レトロな空間に残る、昔ながらの銭湯らしさ

明月湯の魅力を一言で表すなら、どこか懐かしく、ほっとできる雰囲気です。
館内には昔ながらの銭湯らしい空気が残っており、浴場に入ると、長く親しまれてきた動物モチーフのモザイクタイルが目を引きます。
最近では昭和レトロという言葉が人気ですが、明月湯のレトロ感は新しく作られたものではありません。
長い年月の中で、多くの人がこの場所を利用し、その時間が積み重なってきたからこそ生まれるものです。
新しい大型施設には新しい施設ならではの良さがあります。

一方で、昔から地域にある銭湯には、そこにしかない落ち着きがあります。
建物の雰囲気、浴場のタイル、ロビーの空気、人の距離感。
そうしたものを含めて楽しむことが、明月湯で過ごす時間の醍醐味です。

手作りデッキやミニ水風呂、新しい楽しみも少しずつ

昔ながらの雰囲気を大切にしている明月湯ですが、ただ昔の姿をそのまま残しているだけではありません。
利用する方に、より気持ちよく過ごしていただけるよう、少しずつ新しい工夫も加えています。
その一つが、手作りのデッキです。
湯上がりに少し外の空気を感じながら休める場所があることで、入浴後の時間にも楽しみが生まれます。
大型温浴施設の豪華な休憩スペースとはまた違い、手作りだからこその温かさがあります。
さらに、ミニ水風呂なども少しずつ整えています。
熱いお風呂で体を温めたあと、水風呂でさっぱりする。そんな銭湯ならではの楽しみ方を、気軽に味わえるようになってきています。
昭和レトロな空間の中に、手作りのデッキやミニ水風呂といった新しい工夫が自然に加わっていく。
昔ながらの良さを残しながらも、今の利用者が楽しめる場所へ少しずつ変化しているところも、明月湯の魅力です。

昔ながらの銭湯を残すことは、地域の文化を残すこと

六甲おとめ塚温泉が明月湯を受け継いだ背景には、地域に愛されてきた銭湯をこれからも残していきたいという想いがあります。
全国では、後継者不足や施設の老朽化など、さまざまな理由から銭湯の数が少なくなっています。
一度銭湯がなくなってしまうと、失われるのはお風呂に入る場所だけではありません。
いつもの時間に顔を合わせる人。
お風呂上がりに交わす何気ない会話。
子どもの頃から見慣れた風景。
そうした地域の日常も少しずつ失われていきます。
だからこそ、昔ながらの銭湯を未来へ残していくことには意味があります。
明月湯では、これまで地域の方に親しまれてきた雰囲気を大切にしながら、新しい世代にも気軽に銭湯を楽しんでもらえる場所を目指しています。
・昭和レトロな雰囲気に興味を持って訪れる若い方がいてもいい。
・明石観光の途中に立ち寄る方がいてもいい。
・昔から通っている地域の方が、これまでと変わらず利用する場所であってもいい。
さまざまな人が自然に交わる場所であり続けることが、明月湯の目指す姿です。

神戸の天然温泉と、明石の昭和レトロ銭湯を楽しむ

六甲おとめ塚温泉と明月湯。
同じお風呂の施設ですが、その魅力は少しずつ異なります。
六甲おとめ塚温泉では、毎分480リットル湧き出る源泉かけ流しの天然温泉や、高濃度炭酸泉を楽しむことができます。
今日は温泉そのものをじっくり味わいたい。
体を芯から温めたい。
そんな日には六甲おとめ塚温泉がおすすめです。

一方で、明月湯には、城下町・明石の歴史や、昭和レトロな銭湯文化があります。
今日は少し気分を変えたい。
昔ながらの銭湯の雰囲気を楽しみたい。
明石のまちを散策したあとに、ゆっくりお風呂に入りたい。
そんな日には明月湯へ足を運んでみてください。
天然温泉の良さと、昔ながらの銭湯の良さ。

どちらが優れているというものではありません。
その日の気分によって違うお風呂時間を楽しめることこそ、二つの施設がある魅力です。

まとめ

神戸の町中で本格的な天然温泉を楽しめる六甲おとめ塚温泉。
毎分480リットル湧き出る源泉をかけ流しで利用し、美人の湯として親しまれる泉質や高濃度炭酸泉を楽しむことができます。
さらに、先日の小物入り氷柱イベントのように、季節ごとのちょっとした企画も行い、温泉に入るだけではない楽しみも大切にしています。
そして、少し趣を変えて訪れていただきたいのが、明石城下海街に佇む明月湯です。
昭和レトロな雰囲気を残す浴場やモザイクタイル、地域に根ざした銭湯らしい温かさ。そして、手作りデッキやミニ水風呂など、新しい楽しみも少しずつ加わっています。

今日は神戸で天然温泉。
次の休日は明石で昔ながらの銭湯。

そんなふうに、お風呂をきっかけに二つのまちを楽しんでみてはいかがでしょうか。
六甲おとめ塚温泉にも、明石城下海街銭湯 明月湯にも、それぞれ違った魅力があります。
その日の気分にぴったりのお風呂を見つけて、ゆっくりと心と体を温めてください。

■六甲おとめ塚温泉
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■明石城下海街銭湯 明月湯
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